2010/03/13

血はあまり出なかった。

 だから、貧血にもならなかったし、ただの自傷行為だけ。結局、何がしたかったのかよくわからない。大量に鎮痛剤やら風邪薬やら安定剤やらとにかくいっぱい放り込んでも、死ぬことはないだろうし、動脈をあえて避けるようにしている冷静さとか、卑怯者以外のなんにでもない。カミソリも上皮と腱の上までしか届かなかったし、理由はわからないけれど血はすぐどろどろに固まってしまった。そもそも、死ぬつもりはなく、変化が欲しかった。癖になりそうで怖い。

 現実なのか夢なのか、まだわからないけれど、どちらにしてもまた眠ることにする。不必要な存在なのになぜここにいるのだろう。そしてまた、目覚めなければいけないのだろうか。

 今日、歌を歌うつもりだったのに、どうしてこんな風になったのだろう。とても寂しい。

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