忘れたいことと、忘れてはいけないこと。一人でいる時間のときは、重要ではなく、他人と時間を共有するときは重要。記憶というのは、自分一人だけのものだと思うのはおこがましいのではないかとも思う。主観的な解釈だけで事実を決めつけてしまう可能性もある。だから、他人と同じ時間を共有しているときは慎重にならなければいけない。
こんな僕のようなどうしようもない人間の周りに、いつも居てくれる人があることは、どれほどに幸せなことかと思い知らされる。僕は彼らのためにいつかすべてを投げ売って、お返しをすることが出来るのだろうか。役に立つことが出来る日は訪れるのだろうか。
昨日の空は本当に綺麗だった。昨日の海は本当に綺麗だった。それでも自分のことを許せないし、好きになれない。楽しいことがあっても、それを本当だと思えない。どうして自分は笑っていられるのだろうと思う。なんて自分は卑しい人間なのだろうと思う。それでも、昨日の光は暖かく綺麗だった。
要らないものは忘れたい。でも今要らないと思っていることが、正しいかなんて後にならなければわからないこと。だから結局忘れてもいいなんて思うことのすべては矛盾しているのかもしれない。けれど、せめて感情に触れない位置でおとなしくしていて欲しい。すぐ出てくる場所に居ないで欲しい。

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