2009/06/16

雷ゴロゴロ

 この重低音は、まず先に恐怖をもたらすけれど、その後に爽快感と力強さと暖かさをおぼえる。梅雨時なのでこれから増えるのだろう。なにか背中を押されているようにも聞こえる。

 雨の音と同じくらい好きなのかもしれない。このサラウンド感は初めて映画館に行ったときとか、某遊園地で今はもう無い(と思う)オムニマックスを思い出す。どちらもバーチャルなので、本物には勝てないのだけど、イメージとかは低解像度で分かりやすい方が心に残りやすいのかも。

 無音よりも機械的なノイズがもたらす安心感が、不自然だけど体に染み付いていて、この部屋が心地よい理由になっている。この部屋が世界のすべてになると人間的に終わるので、いい加減脱出というか、前に進むというかなどをしなければならない。けれども、肉体的な弱さとか、それに伴う生理的な誘惑だとかに負ける。夢の中でさえ、もう動く準備をしているというのに。

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